良質なフィクションを読む
『進撃の巨人』(講談社)ですが、
これにも深いメッセージ性がある。
たとえば、壁さえあれば
巨人から自分たちを守れると信じて疑わない「ウォール教信者」は、
憲法9条信者と重なります。
あるいは、訓練で最も成績のいい人たちが、
最前線で巨人から人間を守る調査兵団ではなく、
中心部の最も安全な場所にいる憲兵団に入るというのも、
今の学歴エリートがその知識を自分の保身にばかり使い、
世の中の役に立てようとする気は全くないという現実に重なります。
【この本から引用】
amazon https://amzn.to/3HdGdrY